ファイヤースターターとは、摩擦や火花を利用して火をつけるアウトドア用の道具です。マグネシウムやフェロセリウムという金属を削って火花を飛ばし、麻ひもや綿などの火口に着火します。ライターやマッチがなくても火をつけられるため、サバイバルシーンで重宝されます。
説明
ファイヤースターターは、特にアウトドアやサバイバルで役立つ火起こし道具です。フェロセリウムロッド(火打ち棒)を金属のストライカーで擦ると、高温の火花が飛び出します。この火花を火口に落とすことで、燃焼が始まります。火口としては麻の繊維、コットンボール、杉の皮、松脂を含んだフェザースティックなどが適しています。ファイヤースターターの最大の特徴は、雨や風といった悪条件でも比較的火をつけやすい点です。マッチやライターは濡れると使えなくなることがありますが、ファイヤースターターは水に強く、数千回以上繰り返し使用できる耐久性を持っています。そのため、災害時の非常用としても備えられています。使いこなすには少し練習が必要ですが、コツを掴めば確実に火を得られる心強い道具です。また、コンパクトで軽量なため、登山やキャンプの荷物に加えても負担になりません。ファイヤースターターは単なる便利グッズではなく、「自分の手で火を起こす」というアウトドア体験を豊かにしてくれる道具でもあります。