概要
革砥(かわと/ストロップ)とは、革の表面で刃先を磨き、切れ味を仕上げるための研磨道具です。砥石で研いだ後の刃先には目に見えない微細なバリ(かえり)が残りますが、革砥でこすることでこのバリを取り除き、刃先を滑らかに整えて切れ味を一段引き上げます。研磨剤(青棒など)を革に塗って使うのが一般的です。
重要性
砥石が「刃を削って形を作る」道具なのに対し、革砥は「刃先を整えて仕上げる」道具です。プロの料理人やナイフ愛好家が切れ味にこだわる際に欠かせない最終仕上げの工程で、髭剃り用カミソリの手入れにも古くから使われてきました。日常のちょっとした切れ味落ちなら、砥石を使わず革砥だけで回復できることもあります。
用法・使い方
革砥に研磨剤を薄く塗り、刃の背を進行方向にして刃先を手前に引くように数回こすります(刃先を前に押すと革を切ってしまうため逆方向に動かすのがコツ)。砥石で研いだ後の仕上げに使うと、刃先がツルッと滑らかになり切れ味が際立ちます。関市の刃物文化では、研ぎと仕上げのメンテナンス習慣が良い刃物を長持ちさせる基本とされています。


