概要
ハマグリ刃(蛤刃/コンベックスグラインド)とは、刃の断面が貝のハマグリのようにふっくらと丸みを帯びた形状の刃付けのことです。刃先に向かってなだらかな曲線を描くため、鋭さと強さを両立できるのが特徴です。直線的なV字の刃に比べ、刃先に厚みと粘りがあり、欠けにくく丈夫です。
重要性
ハマグリ刃は、切れ味と耐久性のバランスに優れるため、薪割りや木工などハードな作業をこなすアウトドアナイフや斧、和包丁などに採用されています。鋭さだけを追えば欠けやすく、丈夫さだけを追えば切れ味が鈍る——その難しいバランスを職人の研ぎ技術で実現するのがハマグリ刃です。
用法・使い方
ハマグリ刃を研ぐ際は、一定の角度を保つV字研ぎと違い、刃を寝かせながら丸みに沿って研ぐ技術が必要です。難しい場合は革砥での仕上げや、メーカー・専門店の研ぎ直しサービスを利用すると形状を崩さず維持できます。関市の刃物メーカー天研工業は、こうした刃付けや先端形状を高精度に作り込む金属加工技術を強みとしています。


