マグネシウムバーは、火を起こすための金属棒で、ナイフなどで削って火花を飛ばし、着火剤に火をつける道具です。キャンプやサバイバルで使われる定番アイテムです。
説明
マグネシウムバーは、軽くて持ち運びやすく、どんな環境でも火を起こせる信頼性の高い着火道具です。使い方は、まずマグネシウムを少し削って粉を集め、その横で火打ち棒(フェロセリウム棒)を擦って火花を飛ばします。火花がマグネシウム粉に当たると高温で燃え上がり、紙や枯れ草などに着火します。マグネシウムは非常に燃焼温度が高く、約3000℃にも達するため、湿った薪でも火を起こせます。ライターやマッチが使えない環境でも活躍し、サバイバル技術の基本の一つとされています。科学的にも面白いのは、マグネシウムが酸素と強く反応して光と熱を出す点です。人類が手にした「金属で作る火」は、文明の原点を思い出させる体験そのものです。
耐熱グローブはアウトドアや料理、工業作業などで使用される特殊な手袋です。素材には耐熱性の高いレザー(革)、アラミド繊維(ケブラーなど)、シリコンが使われ、直接熱源に触れても手を守れるよう設計されています。キャンプの現場では、焚き火の薪を動かしたり、ダッチオーブンやスキレットといった熱々の調理器具を扱ったりする場面で大活躍します。また、火の粉が飛んできても燃えにくい作りになっているため、軍手などでは代用できない安全性を持っています。耐熱性能は製品によって異なり、200℃前後まで対応できるものから501℃以上でも使えるものまで存在します。アウトドア以外にも、パン作りやオーブン料理の際のキッチングローブとしても人気があります。機能性に加え、デザイン性の高いものも多く、キャンパーのファッションアイテムとしても親しまれています。