インディゴメタルとは、金属の表面に熱処理や酸化処理を加えることで、深みのある青色を帯びた金属のことを指します。チタンやステンレス製のアウトドアギアに多く使われ、美しい色合いと耐久性が特徴です。
説明
インディゴメタルは、主にチタンやステンレスなどの金属に加熱処理を施して表面の酸化膜をコントロールし、光の干渉によって青〜紫の色を生み出す技術です。この処理は「アノダイズ(陽極酸化)」とも呼ばれ、塗装ではなく、金属そのものの性質を変化させて色を出すため、剥がれにくく長持ちします。インディゴメタルの色合いは、熱のかけ方によって微妙に変わり、深い藍色から虹色まで多様な表情を見せます。キャンプ用品の世界では、チタンマグや焚き火台、ナイフなどに採用されており、実用性と芸術性を兼ね備えた素材として人気です。また、インディゴメタルは耐食性が高く、錆びにくいため屋外使用にも最適です。単に「青い金属」というだけでなく、使い込むことで色の深みが増す“経年美化”を楽しめるのも魅力のひとつ。インディゴメタルの美しい光沢は、自然と炎の中で生まれるアートともいえる存在です。