
11月上旬、天研工業主催の「チャッカード体験会」を屋外で行いました!
天気は快晴。空気は少しひんやり、まさに焚き火日和。子供から大人まで幅広い参加者が集まり、会場は終始にぎやかで、こどもたちのはしゃぐ声が絶えませんでした。
使用したのは赤いチャッカード。今回はレポートとして、焚き火に必要な基本操作を実演し、その使い心地を確かめています。具体的には、鉋でほくち(火口)をつくり、火打ち石&火起棒で着火。さらにノコギリで小枝をカットし、片付けや束ね直しに便利な麻紐カッターまでを一連の流れで試しました。
全体の雰囲気
快晴のなか、会場は終始ゆったりした空気。焚き火台の周りに自然と輪ができ、親子・男性グループ・ソロ参加がいい具合に混ざりました。チャッカードの実演を見てから順番に体験という流れ。写真を撮る人も多く、赤いチャッカードは“映えギア”としても注目されていました。
参加者の関心ポイント

- 焚き火の着火デモ:火花の量と音に「おおっ」というリアクション!
- 鉋でつくる“ほくち”:薄く削る感覚が伝わると、納得感が高い。「ここがコツだったのか」という表情が増える。
- ノコギリの実用域:太枝は任せず、焚き付けサイズ量産に特化する運用に“合点がいく”様子。
- 麻紐カッター:地味にウケが良い。片付けや束ね直しの時短を実感してもらいやすい。
こどもたちの様子

最初にチャッカードを前にしたとき、こども達の表情は「火を起こしたことがない」不安とワクワクが半々。見慣れたはずの両親が、真剣な顔で鉋をかけたり火花を飛ばしたりする姿に、少しドキドキしているのが伝わりました。
低学年の女の子が、お兄ちゃんが着火に成功したのを見て、自分もやりたいと進んで火起こしに挑戦。
自分の力で着火までつなげた場面は周囲から拍手。本人は少し驚いた顔で、それから誇らしげにニコッ。隣で見ていた親御さんが「できたね」と肩に手を置くと、“いつもと違う表情のわが子”にほっと目を細める姿がありました。
主催側としても、道具の扱いと安全のルールを守りながら成功体験を渡せたことは大きな収穫です。
こども達は“はじめての火起こし”を通じて自信と笑顔を獲得し、親御さんはその姿に確かな成長を感じていました。
チャッカードの実演は、単なる道具の紹介にとどまらず、親子で共有できる成功体験を生む場になりました。
操作のつまずきと解消ポイント

- 火花の角度:最初は浅くなりがち。45°前後で“寝かしすぎない”を合言葉にすると成功率アップ。
- フェザーの作り方:鉋を起こしすぎない、削る側を動かす、しっかりと指で枝を支える。何度か練習をするうちに参加者にみなさんもできるようになりました。
参加者の声:良かった点/気になった点

- 財布サイズで着火〜片付けまで回るのが快適
- 火花が強くて着火が早い
- ノコは焚き付け量産が得意で開始までが速い
- 麻紐カッターがなんでも切れることがわかった
まとめ
チャッカードは「着火の準備から片付けのひと手間まで」を、財布サイズで軽快にこなしてくれました。実演では、鉋+火起棒での着火がテンポ良く決まり、ノコギリは焚き付け量産、麻紐カッターは片付けの時短に直結。
親子での安全な工程分担も機能し、低学年の子が自分の手で火を起こす場面は、会場全体の空気をやさしく変える力がありました。
この日わかったのは、チャッカードが“万能の主役”というより段取りを速く美しく整える相棒だということ。持ち運びやすさ、使う瞬間の速さ、そして「一枚でここまでできる」という納得感は、男性のソロ〜ファミリーキャンプにちょうどいい塩梅です。
興味を持っていただけた方は、天研工業までお気軽にお問い合わせください。



