乾燥材は、空気中の水分を吸い取ることで湿気を防ぐためのアイテムです。食品の袋や電子機器の箱に入っている小さな袋が代表的です。中身の粒は「シリカゲル」や「塩化カルシウム」などの吸湿剤です。
説明
乾燥材は、周囲の空気中の水分を吸着することで湿度を下げる働きを持っています。最もよく使われるのは「シリカゲル」で、青色や透明の粒が多く見られます。湿気を吸うと青色がピンクに変わるタイプは「再生型」と呼ばれ、電子レンジなどで乾かせば再利用できます。もう一つの代表例が「塩化カルシウム系乾燥材」で、これは水分を吸うと液体化します。押入れや下駄箱、クローゼットなど広い空間での除湿に便利です。電子機器やカメラなどの保管では、密閉ケース内に乾燥剤を入れることで湿気によるサビや回路の劣化を防ぎます。食品では、湿気でお菓子がしけるのを防ぐためにも活躍しています。見た目は地味ですが、実はとても科学的で、湿気という目に見えない敵からモノを守る頼もしい存在です。
フェザースティックは、アウトドアやブッシュクラフトの場面でよく使われる火起こし用の道具です。乾いた木をナイフで薄く削って作り、羽根のように細かい木片を束ねた状態にします。この形にすることで表面積が増え、火花や小さな炎でも簡単に燃え広がるようになります。フェザースティックは市販の着火剤がない状況でも火を起こせるため、サバイバル技術としても高く評価されています。またナイフの扱いに慣れる練習にもなるため、ブッシュクラフトを学ぶ人にとっては基本的なスキルのひとつです。実際の作業では、木の繊維を切らずにめくるように削ることがポイントで、これにより空気がよく通り、火がつきやすくなります。初心者にとっては難しい技術ですが、練習を重ねることで誰でも作れるようになります。