CHACCARD(チャッカード)とは?—“カード1枚”で焚き火・調理・設営を支える理由
CHACCARD(チャッカード)は、カードサイズ(W55.7×H91×D8.7mm)の多機能ツールです。ポケットやカードケースに入る薄さなので、最小装備で動きたいソロキャンプにぴったり。必要なときにサッと出して使えます。

カード型マルチツールの利点(最小装備×即戦力)
- かさばらない:財布や胸ポケットに入るサイズ。荷物を減らせます。
- すぐ使える:サイト巡回中、ちょい作業に即対応。
- 兼用しやすい:焚き火・調理・設営、どの場面でも“1枚”が働きます。
主な機能(共通)
- ノコギリ:小枝のカットや長さ調整に。
- 鉋(かんな):フェザースティックづくりに最適。
- 火打ち石&火起棒:火花で着火のきっかけを作れます。
- 麻紐カッター:荷ほどき、結束バンドやロープ端の処理に。
※刃や火花を扱うため、子どもだけで使わせないこと。火気は屋外・耐熱面で、安全第一で扱いましょう。
通常版とインディゴメタルの違い(用途で選ぶ)

- 通常版 CHACCARD(チャッカード)
- 追加機能:栓抜き・缶切り(※マイナスドライバーはありません)
- 向き:焚き火の飲み物タイムや缶詰おつまみを楽しむ人
- CHACCARD(チャッカード) インディゴメタル
- 追加機能:マイナスドライバー(※栓抜きはありません)
- 向き:設営・ギア調整を重視する人/JAPAN BLUEの美しい質感を楽しみたい人
- 柄:HONOO/HANABI/TSUCHIME(金属を天然藍で染めた唯一無二の表情)
ひとことで:
荷物を増やさず、焚き火・調理・設営の“困った”に手が届く。だからソロでも初心者でも、キャンプが軽く・快適になります。
最小装備で成立するソロサイト設計
“荷物は軽く、動きは早く。”—ソロキャンプを快適にする基本です。CHACCARD(チャッカード)を軸に、持ち物をぎゅっと絞りましょう。
バックポケット装備で済む“ワンマイル装備”の考え方

- 歩いて設営場所を確認→必要なときだけ道具を取りに行く流れにすると、ムダな持ち運びが減ります。
- その場のちょい作業はCHACCARD(チャッカード)で完結。ノコギリ・鉋・火花・カットが“その一歩”でできます。
CHACCARD(チャッカード)+αのミニマル携行リスト
- 耐熱マット or 金属トレイ(小):火花の受け皿。地面を焦がさない。
- 着火材(コットン+ワセリン/麻):火花がのりやすい乾いた素材。
- 軽量ロープ(細)&ミニカラビナ:タープやギアの“ちょい留め”に。
- 軍手・保護メガネ:安全第一。
- (通常版)缶詰・瓶飲料:栓抜き・缶切りが活躍。
- (インディゴメタル)ミニネジ類:現地のネジ緩みを即リペア。
荷物を減らす3つのコツ
- 兼用する:まな板→カッティング兼トレイ、風防→撮影の背景板など。
- 分解収納:ポールやペグは本数を見直し、現地の木や地形を活かす。
- 重複排除:ナイフ・ノコギリが複数あるなら、用途が被る方を削る。CHACCARD(チャッカード)で代替できる場面は多いです。
ポイント:
「今すぐ必要なものだけを身につける」→“作業の往復”が減り、設営時間が短縮します。
焚き火:着火から育てるまで—失敗しない手順
「よく燃える焚き火」は準備8割。CHACCARD(チャッカード)を使い、手順どおりに進めましょう。

1) 下準備:燃える順番をそろえる(“火の階段”)
- 着火材:コットンや麻紐をよくほぐしたもの。親指大を数個。
- 細い小枝:鉛筆より細いものを一握り。
- 中枝:鉛筆〜指くらいの太さを両手いっぱい。
- 太い薪:最後に使う。最初から入れない。
地面は耐熱マットや焚き火台の上。風がある日は風下を空ける。
2) フェザースティックを作る(鉋)

- 乾いた枝をしっかり固定。
- CHACCARD(チャッカード)の鉋で、木目に沿って軽く長く削る。
- 薄いカールができたらOK。小山の形にまとめ、着火材の上にのせる。
コツ:力任せにしない。何度も軽く削ると薄くそろう。
3) 着火(火打ち石&火起棒)
- 耐熱マットの上に着火材+フェザーを置く。
- ストライカーは一定の角度、手首のスナップをきかせる、火起棒は手前へ引くイメージで擦る。
- 火花が着火材に落ちるよう、近い距離で行う。
- 炎が上がったら、息は弱く長く。消さないように育てる。
失敗例:火花が遠い/素材が湿っている。→距離を近く、乾いた素材で再挑戦。
4) 炎を“育てる”(ノコギリでサイズ調整)
- 炎が着いたら、細い小枝を3〜4本そっと橋渡しのように置く。
- つぎに中枝を追加。三角形(ティピー)や井形で空気の通り道を残す。
- 必要に応じて、CHACCARD(チャッカード)のノコギリで長さをそろえると、崩れにくい。
5) 薪へバトンタッチ
- 火が安定したら太い薪を1本だけ投入。
- 一気に入れない。少しずつ足して炎の勢いを保つ。
風が強い日のコツ(+安全)
- 風上側に石や風防を置く。
- 着火は器のふち近く・低い姿勢で。
- 消火水・濡れタオル・耐熱手袋を手の届く場所に常備。
撤収時のチェックリスト
- 炎と赤い熾きが見えなくなるまで待つ。
- 水→かき混ぜ→手で温度を感じないまで(手袋越し)。
- 灰は指定ルールで処理。現地を来たときよりきれいに。
ひとこと:
着火が決まれば、あとは足し方と空気の通し方。CHACCARD(チャッカード)なら、削る・火花・整えるが1枚で完結します。
調理:下ごしらえ&ちょい作業を“カード1枚”で
CHACCARD(チャッカード)は、焚き火ごはんの“最初と最後”を助けます。重たいツールを増やさず、開封→下ごしらえ→提供までスムーズに。
荷ほどき・結束処理は麻紐カッターで一発
- 食材の結束紐・ネット・タグを安全にカット。
- ガイラインやジップタイの端処理にも有効。切り口が揃うので、その後のほつれが出にくい。
下ごしらえの“ひと手間”を軽くする小ワザ
- まな板がわりのトレイ上で、ハーブ束や麻紐を最小の動きでカット。
- 焚き火台の補助棚が揺れるときは、インディゴメタルのマイナスドライバーでネジを増し締め(※通常版は非搭載)。
瓶飲料は通常版の栓抜きが即戦力

- 瓶:泡が暴れにくいよう、水平に近い角度でテコを短く。
- そのまま盛り付け→乾杯まで進行でき、調理の流れが止まりません。
※インディゴメタルには栓抜きはありません。飲料はスクリューキャップやツイストオフを選ぶと快適。
焚き火調理をスマートに撮るコツ
- 炎の縁(リム)をフレームに入れると、料理の湯気が映えます。
- 火花は逆光気味で。HONOO/HANABI/TSUCHIMEの藍が温色の炎と好対比に。
- 食材に近づきすぎず、耐熱手袋+長柄ツールで安全第一。
使用後のひと手間が“次回の時短”に
- 料理の蒸気や脂は水分・油分の付着を招きます。終わったら乾拭き→完全乾燥→収納。
- インディゴメタルはやわらかい布で拭くと風合い長持ち。
まとめ:
切る・開ける・整える・締める。CHACCARD(チャッカード)があれば、調理の止まる瞬間が減る=温かい料理を温かいうちに出せます。
設営&メンテ:小トラブルは現場で解決
設営中に起きる「ちょっと直したい」を、CHACCARD(チャッカード)でその場処理。動線を止めません。
ネジ緩みはインディゴメタルのマイナスドライバーで即リペア

- 対象:チェア/テーブル/風防/ランタンハンガーの固定部。
- コツ:締める前に一度ゆるめ方向へ1/8回転→噛み直してから軽く増し締め。
- 注意:樹脂パーツは強締めNG。キュッと抵抗が出たら止める。
ガイライン&タープの“ちょい足し”ワザ(麻紐カッター)
- 余ったロープ端は麻紐カッターでまっすぐカット→ほつれにくい。
- ループを作るときは二重結び+ハーフヒッチ。解きやすさと固定力のバランスが良い。
- 風が強い日はガイラインを1本追加して三角支持に。角度は45〜60°が安定。
ペグ・ポールの微調整(ノコギリ+整える)
- 邪魔な小枝はノコギリで根元から水平切り。ロープ干渉を防ぎます。
- タープ角の高さは、低→高の順で調整すると水の流れを作れて雨に強い。
設営後のガタつきチェック(1分ルーティン)
- イスを座って左右に揺らす→異音・ぐらつき確認。
- テーブルの四隅を押す→片側だけ浮かないか。
- 風防の向き→風上に対し少し斜めで受け流す。
撤収前の乾拭き&保管で長持ち
- 乾拭き→完全乾燥→収納。湿気はサビの元。
- インディゴメタルはやわらかい布で優しく。
- 子どもの手が届かない固定位置(ポーチ内・内ポケット)に戻す習慣を。
ひとこと:
設営で「止まらない」ことが、ソロの快適さ。締める・切る・整えるをカード1枚で片づけましょう。
どっちを選ぶ?通常版 vs インディゴメタル(キャンプ想定で比較)
| 観点 | 通常版 CHACCARD(チャッカード) | CHACCARD(チャッカード) インディゴメタル |
|---|---|---|
| 追加機能 | 栓抜き・缶切り | マイナスドライバー |
| 活躍シーン | 焚き火の乾杯、缶詰料理の即戦力 | 設営後のネジ緩みやギアの微調整 |
| ミニマル運用 | 飲料&缶詰多めのライトキャンプ | ギア調整を重視する機能志向ソロ |
| デザイン | 実用重視 | JAPAN BLUEの藍染金属。柄:HONOO/HANABI/TSUCHIME(一点ものの表情) |
| 共通機能 | ノコギリ/鉋/火打ち石&火起棒/麻紐カッター | 同左(サイズも同じ:W55.7×H91×D8.7mm) |
キャンプスタイル別の目安
- 缶詰レシピ&瓶ドリンク派 → 通常版
- 設営・ギアの安定感重視 → インディゴメタル
- 家飲みも外遊びも → 実家に通常版常備、自分はインディゴメタル携行という二枚運用も便利。
迷ったら:飲食の“場を回す”か、設営の“安定を上げる”か。どちらを優先するかで決めましょう。
“評判”の理由:天研工業のものづくりと信頼
キャンプ場で「それ、どこの?」と聞かれた時に語れる中身の良さがあります。
刃物のまち・岐阜県関市の手仕上げ品質
1926年創業の天研工業は、「刃物のまち関」で培った精密仕上げが強み。
ピンセットや毛抜きで磨き上げた0.1mm単位の“合わせ”技術が、CHACCARD(チャッカード)の刃当たり・当て感にも生きています。触れた瞬間の「カチッと決まる感じ」が、作業ストレスを減らす理由です。
使い心地を左右する“見えない工程”へのこだわり
- 刃の曲げ角度やクッション性を手感で追い込む、マニュアル化できない領域まで調整。
- 「削る・こする・切る」を軽い力で反復できるよう、面の整えとエッジの仕上げを一本一本丁寧に。
燕三条×関の協業(通常版の鋸パーツ)
通常版に採用するノコギリは、金属加工の街燕三条で製造。
百年以上のノウハウが詰まった刃づくりで、カードサイズでもしっかり切れる手応えを実現。
小枝の整形や長さ出しが短時間で安定します。
インディゴメタルという“JAPAN BLUE”
インディゴメタルは、金属を天然藍で染める新素材。
柄はHONOO/HANABI/TSUCHIMEの3種で、同じ模様が二つとない一点物。
使い込むほど風合いが深まるうえ、藍は消臭・抗菌にも期待でき、長く清潔に使えます。
キャンプ場でも光の角度で表情が変わるので、写真映えもばっちり。
“評判”が集まる理由、ひとことで
デザインの面白さだけに頼らない。
切れ・合わせ・仕上げという道具の基本性能を、職人の手で底上げしているから。
だからCHACCARD(チャッカード)は、現場で静かに強いのです。
防災ギアとしても賢い選択(初心者向け)
キャンプで活躍する機能は、いざという時にもそのまま役立ちます。**CHACCARD(チャッカード)**は“毎日持てる非常用ツール”としても優秀です。
停電・断水時に役立つ機能
- 火打ち石&火起棒:ライターが無くても火花で着火のきっかけに(屋外で安全に)。
- 鉋(かんな):濡れた薪の表面を削り、乾いた削りくずを作って点きやすく。
- 麻紐カッター:ロープや結束バンドの処理、梱包の開封に。
- ノコギリ:小枝や細材を燃料サイズに調整。
- (通常版)栓抜き・缶切り:保存食の缶詰や瓶飲料を開けられる。
- (インディゴメタル)マイナスドライバー:家具・家電の緩みを応急調整。
日常carryのコツ(家族で共有)
- 定位置を決める:玄関の非常持ち出し袋/デイパックの内ポケット/車のグローブボックス。
- 連絡カードを同封:家族の連絡先・集合場所・血液型のメモを小袋で一緒に。
- “使い方ミニリスト”:着火・カット・調整の3手順を書いた名刺サイズを添えておくと、誰でも使いやすい。
避難時の安全運用
- 公共施設や交通機関の指示を最優先。持ち込み可否は現場判断に従う。
- 子どもだけで使わせない:必ず大人同席。火花は屋外・耐熱面で短時間に。
- 使用後は乾拭き→完全乾燥→収納:サビ防止と次回の即使用に直結。
ひとこと:
ふだんはキャンプで楽しく使い慣れる。その経験が、非常時の落ち着いた行動につながります。
**“遊びが備えになる”**のが、CHACCARD(チャッカード)の強みです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 飛行機・公共交通機関で持ち運べますか?
A. 各社・各施設の判断が最優先です。刃や火花に関わるツールは手荷物制限の対象になることがあります。事前に確認し、必要なら預け入れや自宅へ発送を検討してください。
Q2. 室内・ベランダで火花を使えますか?
A. 基本は屋外で。集合住宅は管理規約で火気が制限されている場合があります。どうしても行うなら、耐熱マット・消火水を準備し、短時間・近隣配慮で。可燃物を遠ざけましょう。
Q3. 食に触れる場面での衛生対策は?
A. 開封や缶切りの前後にアルコール拭き。缶の切り口は鋭利なので軍手を使用。食品に触れた金属部は使用後に洗浄→乾燥を。
Q4. メンテナンス方法は?
A. 使用後は乾拭き→完全乾燥→収納。湿気はサビの原因です。インディゴメタルは強いこすり洗いを避け、柔らかい布で拭くと風合いが長持ちします。
Q5. 子どもが使っても大丈夫?
A. 大人同席が絶対条件。刃や火花の操作は大人が担当し、子どもは見るだけから。触る場合は軍手・保護メガネを用意し、使用範囲を明確に。
Q6. どのモデルを選べばいい?
A. 飲料や缶詰をよく使う→通常版(栓抜き・缶切り)。
設営の微調整を重視→インディゴメタル(マイナスドライバー)。
いずれもノコギリ/鉋/火打ち石&火起棒/麻紐カッターは共通です。
Q7. 保証や問い合わせは?
A. 有限会社 天研工業までお問い合わせください。使い方の相談やアフターサポートに対応します。
まとめ—“カード1枚”でキャンプはもっと軽く、もっと楽しく
CHACCARD(チャッカード)は、ソロでも初心者でも扱いやすいカード型マルチツール。
- 焚き火:鉋→フェザー作り、火打ち石で着火、ノコギリでサイズ調整。
- 調理:荷ほどき・端処理は麻紐カッター、(通常版は)栓抜き・缶切りで即提供。
- 設営:インディゴメタルのマイナスドライバーでネジの“ちょい緩み”を即リペア。
荷物を増やさず、“今ほしい作業”にサッと手が届く。それが**天研工業のCHACCARD(チャッカード)**が選ばれる理由です。
キャンプも日常も、そして“もしも”の時も。1枚常備で、あなたの時間はもっとスムーズに、もっと楽しくなります。
次のキャンプは、チャッカード キャンプで準備検索から。
通常版かインディゴメタル、あなたのスタイルに合う1枚をどうぞ。



